Uber Eats最近届くの遅い？届かない？ その理由と配達を早く受け取るための対策まとめ
「なんか最近、Uber Eats遅くない？」
そんな声がSNS等で昨今増えています。
遅いだけならまだ良い方で
「２時間待った」
とか
「配達員が決まらなくてキャンセルになった」
なんて事もザラ。
以前は「注文してから15分で届いた」なんてのが当たり前のような時代もありましたが、最近は１時間待ちも当たり前に。
この記事では
配達が遅くなる本当の理由
と、
少しでも早く受け取るための現実的な対策
を、現役配達員が解説します。
🕒 Uber Eatsが遅い理由5選
① 配達報酬が以前よりも下がった
突き詰めると大半の理由がこれに該当します
この後別の理由も紹介しますが、そちらも大元の原因はコレだったりします。
以前のUber Eatsにおける配達報酬は、距離と報酬がわりかしきちんと比例していたのですが、昨今では「可能な限り低単価で運ばせたい」と言う意図が明確な報酬になりました。
さらに以前のUber Eatsはレストランが混んでいた等の理由で配達員が店舗で調理完成を待つ必要があった場合、ある程度の待ち時間が発生したら調整金と言う名目で追加報酬を配達員に支払っていましたが、現在のUber Eatsではその調整金も殆ど貰えなくなりました。
なので基本配達員は店舗で待ちたくありません、料理を取りにお店に行ったとしても店舗で「まだ１０分位かかります」なんて言われたら半数以上の配達員がキャンセルするかと思います。
(配達員が店舗に到着したのにキャンセルして別の配達員に変更になった場合、ほぼ理由はコレ）
なので割に合わない報酬の案件はバンバン配達員に蹴られますし、折角配達員が決まったとしても調理待ちでタダ働きさせられるのはごめんだと言う配達員にキャンセルされたりで配達が遅くなっているのです。
② 店舗がパンクしている
店舗が混雑していてご飯時は、ほぼ毎日当たり前のように調理待ちが発生しているような店舗はめずらしくありません。
先ほども説明しましたが、そうした場合待っている時間は配達員にとってほぼタダ働きであり時間の無駄になってしまう訳で、到着しても１０分以上の待ち時間がある場合は大体の配達員が割に合わないのでキャンセルします。
配達員達も考えて配達をしている訳で、そう言った調理待ちや配達員が調理待ちをネックにキャンセルをするような状況が頻繁に発生しているような店舗は、そのうちエリア内の多くの配達員から避けられるようになり配達員自体が決まりづらくなってしまうのです。
③ タワーマンションに住んでいる
みんなの憧れ勝者の住まい「タワーマンション」ですが、フードデリバリーだけでなく宅配業者等全般からとにかく評判が悪いです。
理由としてはUber Eatsをはじめとしたフードデリバリーは、店舗から建物までの距離が報酬に反映されるシステムの為、建物内で配達時間がかかったとしてもそれは料金に反映されずやはり配達員はほぼタダ働きになってしまうのですから避けるのは当然です。
例えばUber Eatsの最低報酬額は320円なのですが、その報酬額でタワーマンションなんかに届けようものならば、下手すると30分以上掛かり時給換算で600円程度になってしまうリスクもかなり高いのです。
自分が注文する側だったらやってみたいですか？
しかもタワーマンションでは結構な確率で防災センターで手続きを経て入館となる訳ですが、そこには配達員を目の敵もしくはあからさまに見下してくるような警備員との応対が待っています。
そんな警備員とのやり取りを潜り抜けたとしても、次に待っているのは配送業者専用の１機しか用意されいなエレベーター、タイミングが悪いとその１機を数人の配送業者が使いまわして数十回のフロアを移動する訳ですから、洒落にならない位に効率が悪いわけなんです。
自分が注文する側だったらやってみたいですか？
最近ではタワーマンションが配達員から避けられているのも割と周知されており、
特に手続きが面倒なタワーマンションに関しては都内で稼働する配達員の半数位は実際に配達した事がある内に関わらず名前位は知っているような状況になっています。
一部の注文者はそれを知ってか住所を偽装して注文し
備考欄で
「実際の住所は〇〇の▽▽号室です」
なんて事をしてくる注文者もいます。
これもある種早く届けて貰う為の方法と言うか裏技の１つかもしれませんが、
悪意があってやってるとみなされると最悪アカウントを停止される可能性もありますのでオススメはしません。
と言うか基本ピンの位置に行って注文者がそこに住んでいなかった場合、別の場所を指定されて届けるか否かはある程度配達員側に裁量権がありますので、最悪これをやった場合ピンがずれているのを理由に届けて貰えず代金だけ請求されるリスクがあります。
なので再度言いますがオススメしません。
④ 街から遠く離れた僻地に住んでいる
配達員は配達先に到着したらそこで配達は完了。
次の配達依頼が配達途中に来ればそのまま次の配達に迎えるのですが、注文者が街から遠く離れた、周りに何もお店が無いような場所に住んでいた場合、当然そこから繁華街に戻るまでの走行はタダ働きになってしまいます。
なので回りは田んぼみたいな場所に住んでいる方の家には、配達したくない配達員が多いのです。
⑤ 配達距離が伸びている
最近は「店舗が少ない地域」でもサービスが拡大しているため、
結果的に配達距離が長くなってるケースも多いです。
マクドナルドですら店舗によっては20㎞離れた所からでも注文出来てしまったり、あとこれはUber Eatsアプリの意地悪と言うか不親切な所なのですが、
最初に表示されるチェーン店が一番自分の家から近い場所にある店舗だとは限らない
ので注意が必要です。
良くあるのですが、例えばすき家を注文しようとしてアプリを開き、良く見ずに注文した店舗が実は自宅から滅茶苦茶離れた「なんでわざわざそこで頼んだの？」と配達員が思ってしまうような場所にある店舗だったりする事は珍しくない為、チェーン店で注文する際には店舗名と住所を必ず確認した方が良いです。
💡 早く届けてもらうための現実的なコツ
✅ 1. 住所を正確に書く
建物名を省略すると、迷子率アップ。
部屋番号を省略したら当たり前だけど配達員はたどり着けないのでそちらは要注意。
戸建の場合は表札名を備考欄に記載（Uberアプリだと配達員は苗字の１文字目までしか見られない）、家の特徴を書いておく（ただし〇〇色の外壁とか、〇〇色の車がある等書かれても夜だと何色か分からないので余り効果が無いです）、もしも車の特徴を記載する場合はナンバー書いといてくれると分かりやすいです。
ナンバーも表札も書くのが嫌だって方は、せめて届け先のピン位置は正確に挿して置いてください。
これさえ正確に刺さってれば基本届きます。
逆にピンが間違ってると結構な確率で届きません。
✅ 2. 現金払いでは無くカード決済やPayPay払いを選択
現金での配達は対応していない配達員も多いので、現金払いを選択すると配達員の決まりづらさが大幅にアップします。
✅ 3. 自宅から近い店舗で注文する（理想は2㎞以内）
Uber Eatsの最低報酬額は320円。
昨今の報酬形式だと3kmちょっとまではこの金額で配達依頼が出される事が多く、配達員にとっては1km100円と言うのが最低妥協ラインの為、総配達距離が3km以上になるような店舗で注文すると配達員に拒否されまくります。
ちなみに４km位の距離のお店でも報酬が350円位と少ししか増えなかったりするので、さらにそうなると配達員は決まりづらいです。
その為、早く届けて欲しいならばとにかく自宅から近い店舗で注文するのが一番効果的。
3.1km 320円
って配達依頼と
1.7km 320円
の２つの配達依頼があったら配達員はほぼ後者を選ぶよね？
✅ 4. 遅かったとしてもチャットで「遅い」と配達員に文句を言わない
たまに届くのが遅いとチャットで「何やってるんですか？」等と配達員に文句を言う注文者がいらっしゃいます。
勿論、配達員が決まってからその方の行動に何か不審な点があり、それが理由で遅かったならば配達員に文句を言うのも分かります。
しかし配達がなかなか決まらずやっと配達員が決まったような状況で配達員に文句を言った場合、言われた配達員は何も状況が分からず自分が配達依頼を受けたらいきなり文句を言われてしまったような感じになる訳です。
そうするとどうなるか？
普通に
「面倒そうな人だな、自分が悪い訳じゃないのに低評価されそうだしキャンセルしよ」
こうなります。
よしんばキャンセルされなかったとしても送られてきたチャットに返事を返す為、わざわざ配達中に一回止まってチャットの文字を打ち込む必要があるのですからその分配達がさらに遅くなります。
配達員が決まらず遅くなった文句は配達員にでは無く運営に言いましょう。
調整金も貰えなくなった今、ずるして配達を遅くしようと考えてる配達員は居ません、基本どの配達員も「さっさと終わらせて時給換算を上げよう」と言われなくても急いでいるのですから急かすのは愚策です。
まとめ：焦らず、賢く、うまく付き合おう もしくは・・・
Uber Eatsの遅延は、基本が報酬の配達員不足・店舗混雑・天候・AIの調整など、
いくつもの小さな要因が重なって起こります。
でも、この記事で解説したポイントを気を付けるだけで恐らくは大きく遅延するような事はほぼなくなる筈です。
「すぐ食べたい」は人の本能。
だけど、“ちょっとだけ余裕を持って待てる人”が、
一番おいしいタイミングでご飯を受け取れるのかもしれません。
もしくは･･･
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